歯肉炎とは歯茎に炎症が起きる疾患で、症状としては歯茎が腫れたり、歯磨きのときに出血が起きたり、歯の間の食べかすがつまりやすくなったりします。
また、歯茎が赤紫色になってしまうようなこともあります。
ただ、歯肉炎では痛みは感じないので、そのまま放置して重症化してしまう可能性も考えられます。

歯肉炎が進行すると歯周病となり、この疾患では骨が溶け出して歯がぐらつくようになります。
そして、重症化した場合は自分の歯を失うことになってしまうので、歯周病の初期段階と言える歯肉炎をできるだけ早く予防したり治療することが大切と言えます。

歯肉炎の原因となるのは、歯垢とも言われる口内細菌のプラークであり、これが増えることで口内の細菌のバランスが崩れる形になって歯茎に炎症が起きると考えられます。
そのため、歯肉炎を予防するには、プラークの除去が重要になってきます。
歯肉炎が初期段階の場合には、適切な歯磨きの方法により自然治癒も考えられますが、ある程度進行した場合には歯科医院でスケーラーという歯石除去の器具を使ってプラークをとることが必要です。
また、最近では投薬によって細菌を死滅させるような治療も行われるようになってきています。

歯肉炎が進行して歯周病になってしまうと、これが悪化して手術が必要になる可能性も出てくるので、できるだけ早いうちに歯科医院で検査をすることが必要です。
また、歯肉炎は生活習慣の乱れやストレス、睡眠不足などの日常生活のあり方が原因となる場合もあります。
この場合には抵抗力が落ちてしまうため、細菌に感染しやすくなって歯肉炎を引き起こす可能性が高くなることが考えられます。
そのため、この病気を予防するには、歯の磨き方を適切なものにしたり歯科医院での治療を行うだけでなく、普段の生活の改善を考えることも大切になってきます。

以上のような歯肉炎をしっかりと予防するには、3ヶ月~半年に1度程度の定期検査を歯科医院で行うようにすると良いでしょう。
このようにすると、この病気の初期段階でも発見することができて、自然治癒の可能性も高くなるはずです。
なお、この場合に受診する歯科医院は、歯周病の治療に力を入れていて実績があるようなところを選ぶことをお勧めします。
そのようなところでは、歯肉炎を見逃さずに適切な治療を行って悪化を防ぐだけでなく、歯磨きの方法や日常生活における注意点などを適切にアドバイスしてくれると考えられるからです。